仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える
今日のおすすめの本はこちらです。これは確か羽田空港の本屋さんで買ったんだったよな~。かれこれ1年前に買った本ですが、もう一度読み直してみました。
「仕事の生産性」と聞くと、いかに効率的に仕事を終わらせるか、ということを考えるのではないでしょうか。働いている方々は皆それぞれ効率的に仕事をしたいと考えていて、仕事をしていくうちに効率的な方法を身に付けていくんだと思います。
非効率に仕事したいなんて方は、そうめったにいないでしょう。芸術家やクリエイティブな仕事をされている方はもしかすると、あえて時間をかけるのも味が出るプロセスなのかもしれませんが。ほとんどの社会で働く大人たちが求めている「仕事の生産性」、ドイツ人の働き方から学んでいきましょう。
目次
- ①「いつも100点を目指す」のではなく「場合によっては70点でもよい」
- ②偏差値や人気のある大企業を選ぶことは相対的な価値観であり自分だけの絶対的な価値観ではない。
- ③何の目的もなくぶらぶら歩くのが散歩
①「いつも100点を目指す」のではなく「場合によっては70点でもよい」
”完璧主義者”の方って全人類全体のどのくらいの割合いるんでしょうね。何か仕事をする時に、「100点」じゃないと気が済まない。「100点」とまでは言わないけど、80~90点くらいないと何だか申し訳ない。意外とそう考える人って少なくないのかもしれませんね。
何かデータ知っている方いらっしゃったら教えてください。(←いや、ブログ書いてるなら自分で調べろよ笑)
というのも、「毎日100点のブログを書こう」と思っていたら、毎日書けてないです。笑 毎日1冊読書生活を始めて18日目ですが、70点くらいでもいいから「毎日続けよう」という気持ちが、逃げ道があったからここまで続けられているんだと思います。
別に”もの書き”のプロじゃないし、そんなに自分に高い水準は求めていません。それ考えると辛いですし。ただ、「読者のみなさんが少しでもおもしろい、そういう視点もあったんだな、ちょっと変わった言い回しする人だな」と思ってもらえていたら本望です。
はい、つまり、「場合によっては70点でもいい」んですよ。まずは続けてみること、やってみること。「100点を3日」よりも、「70点を”一生”」のほうが僕には合っている。(わかりづらくてすみません笑)
②偏差値や人気のある大企業を選ぶことは相対的な価値観であり自分だけの絶対的な価値観ではない。
そうですよね。日本の教育を普通に受けていたら、出来るだけ偏差値の高い大学に入学して(もしくは身の丈に合った大学を選んで)、給料や福利厚生がしっかりしている人気のある企業に就職することを希望するんじゃないかと思います。
最近では、”Youtuber”も小学生の「将来就きたい職業」ベスト3に入るみたいですが、それは一種の”労働からの逃走”でしょう。(←これについてはまた今度紹介します)
現実はそう甘くありません。(←ハーバードの教え子がこれに関して研究論文を書きました。)Youtuberを選ぶのも、もしかすると「Youtuber」という職業が一般的になったことにより生じた相対的な価値なのかもしれません。
僕はあくまでも、「自分だけの絶対的な価値」を大切にしたいと考えています。高校進学の時、大学進学の時、進路を決める時は、もれなく「自分の絶対的な価値観」を信じて選択してきました。それはゆるぎない事実です。
だからこそ、後悔が少ない道だったのかもしれません。これって、相対的な価値観で物事を決めるか、自分だけの絶対的な価値観で物事を決めるかの二択じゃないですか。(違う?)
ということは、これって大きな分かれ道だと思うんですよね。僕がもし前者だったら、高校進学の時点で、地元から電車で通える進学校に通い、北海道の私立大学に進学し、どこかの会社でせっせこ働いていたと思います。
あの時、進学する高校を決めた時、「野球で甲子園を目指せる環境がある高校」という基準だけに焦点を当てて、選択したからこそ”今の自分”があるんだと思います。
実は偏差値もない高校(←模試を受ける人がいないので偏差値がありませんでした笑)に入学したいと中学の担任と副担任に伝えた時に、副担任の先生に呼び出されて「あなたは○○高校(進学校)に十分行ける成績なんだから、しっかり考えて決めないと後悔するわよ」と言われました。(実話です。なぜか理科室に呼び出されました。そのチョイスも怖い笑)
その時に、「自分の人生なんで自分で決めます」ときっぱり言えたことは間違いではなかったし、自分を褒めてあげたいです。もしこのブログを読んでいる学生の方がいらっしゃったら伝えたいんですが、”反面教師”って結構いますよ。(笑)
③何の目的もなくぶらぶら歩くのが散歩
ハッとしましたね。確かにそうですよね。目的がある散歩ってなんか個人的に違和感があった。この言葉を聞いてなんだかスッとしました。
ただ、散歩なら目的がないほうがいいけど、他のことに関しては、「目的意識」って非常に大切だと思います。例えば、「TVを見ること」について。先日喫茶店でお茶を飲んでいたら、「最近あまりテレビ見ないのよね。コロナのニュースばかりでつまらなくって」と言っている方がいました。
僕は「確かに最近は面白いテレビ番組も少ないし、そもそもテレビを持っている人も減っているらしいしな」と思いつつも、「でも、テレビを見ること=あまりよくない習慣と決めつけるのはあんまりじゃないかな。時間を決めて、明確な目的意識を持ちながらテレビを見ることには十分価値があるよね」と一人で考えていました。
何事も「目的意識」を持って行動すること。これが僕の最近のマイブームです。
いかがでしたでしょうか。「仕事の効率性」とはあまり関係のない話ばかりになってしまいましたが、上記の①と③に関しては、仕事の効率性と深く関わっていると思います。仕事と休みのメリハリを持つことが、まず仕事の効率を高める第一歩になるのではないかと思います。