1日1冊レビューし太郎

おススメの本ご紹介します。本の紹介を通して、自分の人生観や経験などをお話しします。日本の大学を卒業後、ALLEX Programに参加するために渡米。Missouri州のWashington大学、NY州のUnion大学、そしてHarvard大学で日本語教員として働きました。このブログでは、おススメの本の紹介を通して、自分の人生観や経験を語りたいです。あなたの悩みを解決させてください!いつでも相談に乗ります(^O^)

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

今日の1冊です!

[草薙龍瞬]の反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

ブッダは実は、「超クール」。”という表紙の言葉に目がとまり、読んでみることにしました。「本当にクールなの??」と思いまして。笑 そして本当にクールだったのか、みなさん知りたいですよね。ぜひ読んでみてくださいね~~。(どのようにクールだったのかがポイントですよね)

 

目次

①「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解消できる。

生きていると、いろんなことがありますよね。「人生、手厳しい~」と思うこともしばしば。悩みを抱えていない人間はきっといないですよね。僕は楽観主義ですが、さすがに一つや二つくらいは悩みを抱えて生きています。

 

今年の最初の方は仕事に満足できず、先のことを考えると不安になっていました。一見すると、自分一人では解決できない、時間のかかる問題に思えるかもしれません。でも、実際にはそうでもありません。

 

なぜなら、この悩みも含めてほとんどの悩みは”心の反応”から生まれているからです。「心の反応」といってもピンと来ないかもしれません。例えば、大事な場面で「失敗するかもしれない」と、マイナスの想像をしてしまう。これは不安や緊張を生み出す”反応”です。

 

こういった「反応」の積み重ねの結果として、日頃のイライラや先行きの不安、「失敗してしまった」という苦い後悔などの”悩み”が生まれます。つまり、どんな悩みの始まりには、必ず”心の反応”があるのです。これが悩みを生み出すメカニズムとして覚えておきましょう。

 

さて、では「正しく考える」ということについて考えていく必要がありますね。何も「こうしなくちゃいけない」というものでもありません。やることはたった一つだけ。それは、”ムダな反応をしない”ことです。これさえ徹底することができれば、あなたの悩みも、いや、悩みすら生まれなくなってしまうことでしょう。

 

②人は三つの執着によって苦しむ。

三つの執着とは何ぞや。『七つの大罪』みたいですね。(はい、読んだことありません。笑 おすすめだったら読みます。)これに関しては、『サルナートでの五比丘への開示(サンユッタ・二カーヤ)』から引用します。

①求めるものを得たいという執着(だがかなわない)。

②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)。

③苦痛となっている物事をなくしたいという執着(だが思い通りにはならない)。

では、ここで「嫉妬」という感情を取り上げてみましょう。人が嫉妬を感じる時は、自分より恵まれている、優れている、成功している「相手」に反応しています。相手に対して心が反応しているんですね。

 

そして、嫉妬には上の三つの執着のうち二つの執着があるといえます。①自分を認めてほしいという執着と、③嫉妬している相手への「いっそいなくなってほしい」という執着です。

 

嫉妬をして苦しいのは自分ですが、その原因は「相手」ではなく自分にあるということを知っておかなければいけません。嫉妬して怒りの感情が生まれるのは、「認めてもらえない」という自分自身の承認欲の不満にあるのです。

 

つまり、嫉妬に関して言えば、「相手」とは全く関係ない次元なんですよね。関係ないのに、勝手に嫉妬されて怒りをぶつけられたらたまったもんじゃないですよね。ただの「八つ当たり」と同じ。

 

満たされない承認欲の問題を解決するためにどうすればよいのか、自分が認められるためには何をすべきなのか、と考えることが必要なんです。相手にいくら怒りをぶつけても嫉妬心がなくなることはない、ということです。

 

③反応せずに、正しく理解することーー仏教では、これを”正見”と表現します。

いかにマイナスな心の反応をコントロールするか。物事を冷静に、正確に理解するかが重要だと思います。これを仏教では「正見」といいますが、実は僕が大学生の時からこの言葉を大切に生きてきました。みなさん、”八正道”という言葉をご存知でしょうか。釈迦釈尊の最初の説法において説いたとされていますが、

 

(正信)
正見
正思
正語
正業
正命
正精進
正念
正定
(正解脱)

というものです。僕が大学時代、個人英会話に通っていた時に先生から学んだ言葉です。(え、英会話?!はい、色々あるんです。笑)

 

どんな物事に取り組むときでも、

正しく(物事を)見る→正しく(物事を)考え判断する→正しく言葉にする→正しく行う→正しく命を理解する→正しく努力する→正しい念じて、正しい集中力を確立する→解脱する 

 

という流れで輪廻していきますが、このプレセスを踏むことでどんな物事にも平常心で、正しく取り組むことができると認識しています。

 

当時「正信」~「正解脱」まで一人ずつ言ってから英会話レッスンしてたの思い出した。笑 そりゃ友達から「宗教やってるの?」って言われるわな。笑 宗教ではありません。信仰心とは関係なく、生きる教えです。先代の知恵(ブッダの教え)は生かしてなんぼですよね。

 

はーい。今日はブッダの教えをご紹介しました。さてさて、そういえばブッダは”超クール”だったんでしたっけ?知りたい方はご一読あれ。