1日1冊レビューし太郎

おススメの本ご紹介します。本の紹介を通して、自分の人生観や経験などをお話しします。日本の大学を卒業後、ALLEX Programに参加するために渡米。Missouri州のWashington大学、NY州のUnion大学、そしてHarvard大学で日本語教員として働きました。このブログでは、おススメの本の紹介を通して、自分の人生観や経験を語りたいです。あなたの悩みを解決させてください!いつでも相談に乗ります(^O^)

稼ぎながら学ぶ!ズル賢い勉強法(竹中亮祐)

この本の著者の竹中さんとは昨年の夏にボストンの野球場で出会いました。当時は「野球仲間が増えて嬉しいな」程度でしたが、彼のFBページを見て「ん?カンボジアに小学校を建てた?この方は只者ではないな」と感じました。

 

彼は起業家であり、社会実業家、作家、講演家などいくつもの肩書きをお持ちでした。なんと、ボストンの大学院で教育学を学びながら、シンガポール法人の役員、日本国内にてインターナショナルスクール経営、人材育成サロン運営、カンボジアにて小学校運営を手がけている方だったんです。

 

人生を変える出会いは突然やってくるものです。文字通り彼との交流を通して、これまでに見えていなかった世界を感じ、異なる角度からの考えることができるようになり、起業への第一歩を後押しして下さった方です。彼と出会ったからこそ、僕がアメリカでの仕事を辞めて、起業する決断ができたんだ思います。

 

「人との出会いは人生を変える」誰もが引用しそうなこの言葉を実感できたのは竹中さんのおかげです。ちなみに昨年の年末から今年の年始にかけて、カンボジアの小学校を訪問し教育ボランティア・映画ワークショップを実施することができたんですが、それも竹中さんの協力があったからでした。カンボジアでの経験については、また後日詳しく話しますね。

 

今日は、竹中さんが執筆された本を紹介します。

 

この本は竹中さんご本人からいただいたのですが、初めて見た時、「真っ赤だ…。ズル賢い!?」と非常に印象的だったことを覚えています。カンボジア訪問を終えて、ボストンに戻った際にこの本をいただきましたが、仕事に追われなかなか腰を据えて読むことができていませんでした。

 

昨日と今日でしっかり読んだんですが、この本、かなりおススメです。誰におススメしたいか。転職したい方、起業したい方、副業でお金を稼ぎたい方、自分の英語力を生かしてお金を生み出したい方、アメリカの大学院進学を考えている方などなど、幅広い方々に是非読んでもらいたいです。

 

はっきり言って今回は印象的な言葉を3つあげるのが非常に困難でした。(笑) 本に記した赤ペン(印象的だった言葉や文章)が多すぎて、とてもじゃありませんが紹介しきれないでしょう。興味を持たれた方はぜひ一読ください。

 

①人見知りで自分を外に表現できない人こそ、留学すべきだと思います。

まさにその通りだと思います。特にアメリカ留学することで人見知り解消、自分を表現できるようになるんじゃないかと感じます。(アメリカにしか留学したことがないので一概に決めつけられませんが)

 

まず、僕の経験上、「人見知りだとコミュニティに入れないし友達もできない」「英語を使って自分を表現できないと気味悪い印象を与える」よって、アメリカで健康的に生きていくためには、人見知りを克服して英語で自分を表現する必要があるんです。

 

しかし、一度そのゾーンに入れば難しくありません。最初の一歩、アクションは確かに大変です。勇気がいります。でも、それだけです。勇気スイッチはあなたの心の中にあります。そのスイッチを押すのはあなた自身です。一度勇気を振り絞って行動に移せたら、その後は何事にも物怖じしなくなるものです。

 

僕が勇気を出して「自分を変えよう」と思ったのは渡米1年目のことです。当時はNY州にあるUnion Collegeで日本語のTAをしながら、学生として心理学や政治学の授業を履修していました。僕以外にも他の言語のTAがいて、TAたちとはコミュニケーションできたのですが、学生たちとはなかなか距離が縮まりませんでした。

 

その原因は僕にあったんです。「自分から話しかけられない」その一点です。乏しい英語力が原因でコミュニケーションが成り立たなくなることなんてほとんどありません。問題はその人といかに関係性を築けるかだと思います。英語が流暢に話せるかどうかじゃない、いかに興味を持ってもらえる人なのか、あなたがその人に興味を持つかが重要なんです。

 

関係性を築くために必要なことは何でしょうか。僕は「自分から話しかける、自分から腹を割って話すこと」だと感じています。これは万国共通だと思います。ただ自分が不慣れな言語だと勇気が母国語の8倍くらい必要。めっちゃ緊張するんです。でも、僕は恥をかいてもいいからやってみようと思い、実践しました。

 

自分から"Hey, how's it going?" "Hi, ○○[名前], what's up?"と勇気を出して自分から声をかけるようにしたんです。たったこれだけ、この行動を習慣化することで友達も増え、週末一緒に過ごす仲間・コミュニティもできました。

 

最初は勇気が必要でしょう。ただ、人間は習慣による生き物です。覚悟を決める、自信を持つだけで語学力は結構変わりますし、人生は変わると信じています。

 

②「英語を話せる」や「お金を稼ぐ」は目的ではなく手段

これも重要なことですね。この点を勘違いしている日本人が多いのではないかと感じます。僕のそのうちの一人でした。どうして英会話教室に通うのか、「英語を話せるようになるため」その返答をしてしまうのであれば、きっと英語学習は続かないでしょう。

 

英語を話せるようになって何がしたいのか、そこが大事なんです。自分のキャリアアップにつなげたいのか、MBAを取るためにアメリカの大学院に入学したいのか、英語で食っていきたいのか。英語を使って何がしたいのか、自分に問いかけてみることが英語学習の第一歩なのではないでしょうか。

 

③どんな小さなことでも自分に約束したことを守らないと自己肯定感は下がります。

僕はよく友達に「いつも自信があるよね」「どうしてそんなに堂々としていられるの」と言われることがあります。でも、勘違いしないでほしいのは、僕はよく自己肯定感が下がっていることです。その原因はまさに③の言葉なんです。

 

僕は自分の心の中でよく約束をするんです。「この動画を見たら仕事を再開しよう」とか「明日は朝6時に起きてランニングしよう」とか。でも、様々な理由でその約束が守れなかった時、その守れなかった約束が積み重なった時、自分で自分を落ち込ませていたんです。

 

③の言葉を読んでハッとしました。自己肯定感は他人と比較することで、何かで自分より優れた誰かと自分を比較して劣等感を感じるから生まれるものなんだと決めつけていました。ただ、それだけじゃない。自分自身の目に見えない行動が原因で自己肯定感に悪影響を与えていたことに気づくことができました。

 

はい、いかがでしたでしょうか。読書って楽しいですね。自分のマインドが上向きになるといい運も自分にやってくると思います。それでは皆さん充実した1週間をお過ごしください。

 

 

『富を軽蔑するような人間を信用してはいけない。富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑する』(イギリスの哲学者、ロジャー・ベーコン