1日1冊レビューし太郎

おススメの本ご紹介します。本の紹介を通して、自分の人生観や経験などをお話しします。日本の大学を卒業後、ALLEX Programに参加するために渡米。Missouri州のWashington大学、NY州のUnion大学、そしてHarvard大学で日本語教員として働きました。このブログでは、おススメの本の紹介を通して、自分の人生観や経験を語りたいです。あなたの悩みを解決させてください!いつでも相談に乗ります(^O^)

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

7/19に、ある講演会でプレゼンすることになったので、プレゼン力向上に関する本を読みました。講演会に関してはオンラインで行われるので、詳細はまた後ほどご連絡しますね。読んだ本はこちらです。ちなみに本書は葛飾高砂にある「サザンクロスコーヒー」というお店のマスターが貸してくださった本になります。

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この本ですが、6月読んだ本史上、最もページ数が多かったです。約400ページ、読むのにいつもの2倍くらいの時間がかかりましたが、読んだ価値はありました。

 

目次

①5ステップで台本を捨てる。

  1. パワーポイントの「ノート」にしゃべる内容を文章で書く。(4-5分以内でまとめる)
  2. 1で書いた台本のキーワードをハイライトするかアンダーラインを引いてから、プレゼンテーションの練習をする。
  3. キーワードだけを残して台本を削除する。
  4. スライドごとにひとつのキーアイデアを頭に叩き込む。
  5. メモなし、スライドのみをプロンプターとしてプレゼンテーション全体を練習する。

舞台俳優は舞台初日の何か月も前からリハーサルを繰り返すと聞いたことがあります。舞台に現れた俳優が台本を持っているわけがないし、いかにも覚えてきましたという棒読みのセリフではなく、自然に話すことが求められます。

 

プレゼンテーションでも同じですよね。原稿ばかりに目が行って、抑揚のない話し方のプレゼンは何とも味気がないし、聴衆にも響かないでしょう。上記の5ステップでプレゼンテーションの準備をすると、台本を覚え、才能ある俳優もしくはスティーブ・ジョブズのように自然に話すことができる、と本書で書かれています。

 

この5ステップの手法の実例が詳しく書かれているので、ぜひ本書を手に取ってもらいたいです。一つ言えるのは、この手法の良い所は、5番目のステップまでで、どのスライドも4回は練習することになりますよね。これだけで普通の人よりも比較的多い練習回数なのではないでしょうか。

 

②「うっそー!」な瞬間を演出する。

言ったことなど忘れられてしまう。したことも忘れられてしまう。でも、感じさせたことが忘れられることはない。マヤ・アンジェロウ

この言葉が示すように、相手の心をつかむ言葉や演出が良いプレゼンテーションには不可欠だと思います。ジョブズ氏の例を挙げてみましょう。2008年1月、「これがマックブック・エアだ」と話し始めた映像を見たことがあるでしょうか。まだの人はこちらをご覧ください。

youtu.be

大判の茶封筒の中から、ノートパソコンを取り出した時、会場は歓声に包まれ、カメラのシャッター音とフラッシュの閃光でいっぱいになりました。あまりにもドラマチックな演出だと思いませんか?これを生で見た人はきっと忘れられない映像(記憶)になったことでしょう。

 

③救世主的な(根源的な)目的を把握する

これはプレゼンテーションに限らずですが、生産的な活動をしたいのであれば、目的意識は欠かせません。例えば「自分が生きる目的」ですが、それを自覚して、全身全霊で表現することができれば、それはもうかけがえのないことです。ここで、映画『幸せの力』の元になった人物のクリス・ガードナー氏の言葉を紹介しようと思います。

「大好きなこと、どうしてもやりたいと思うことが見つかれば、ああもう1日、それができると太陽が昇るのが待ち遠しくなりますよ。」

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いかがでしたでしょうか。僕はプレゼンしかり、教員の仕事しかり、「人の心を動かす仕事」だと考えています。大学時代に「人を動かすためのトレーニング」やったなあ(笑)みなさんも興味があればお教えしますよ。