1日1冊レビューし太郎

おススメの本ご紹介します。本の紹介を通して、自分の人生観や経験などをお話しします。日本の大学を卒業後、ALLEX Programに参加するために渡米。Missouri州のWashington大学、NY州のUnion大学、そしてHarvard大学で日本語教員として働きました。このブログでは、おススメの本の紹介を通して、自分の人生観や経験を語りたいです。あなたの悩みを解決させてください!いつでも相談に乗ります(^O^)

僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史)

 たいていの三日坊主は二日目まで順調です。

 

今日の1冊はこの本。

僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫) [ 瀧本 哲史 ]

価格:550円
(2020/6/2 18:51時点)
感想(6件)

日本に帰国する際にボストンの相棒がくれた本です。

「起業する人、経済や社会の仕組みを知りたい人におススメの本だよ」と言われ、早速読んでみました。

 

この本の良い所。「文庫本」なんです。単行本よりも一回り小さいサイズで値段も安い!何より分厚い本を嫌う僕にとって「文庫本」はぴったりなんです。

 

さて、今回印象に残った言葉たち。

 

 

①人々と違うインプットを得ることが大切。人間の行動(アウトプット)はインプットの結果である。だから行動を変えようと思うのならば、インプットを変えなければいけない。

 

この文章を読んで大学時代の先輩の言葉を思い出しました。

 

人生は出会いの連続である、と僕は思っています。今、僕を含め人が考えていることは誰か他人から与えられたアイデアをただ積み重ねているだけにすぎません。だからこそ新しい出会いを大切にしてください。成長はそこにあると思います。」

 

彼は私が大学1年生の時の4年生で当時所属していた部活の先輩でもあり、個人の英会話塾で一緒に英語を勉強していました。私の人生や生き方に大きな影響を与えてくれた方の一人です。

 

自分でごちゃごちゃ考えている暇があるなら、とにかく行動して新しい発見を求めていくことが必要。その行動が新たな自分を造っていくと信じています。知的好奇心を掻き立てる”何か”を求めていきましょう。

 

 

②「英語・IT・会計知識」の勉強というのは、あくまで「人に使われるための知識」であり、きつい言葉で言えば、「奴隷の学問」なのである。

 (英語に焦点を当てますが)

最初に読んだ時、英語が「奴隷の学問!?どうゆうこっちゃ??」と正直感じました。

 

英語を勉強することに一定の価値を感じている方が多いのではないでしょうか。英語を勉強する目的は人それぞれですが、「英語の勉強だけしても幸せにはなれない」のが現実なんだと思います。

 

僕は大学時代、英語教育専攻に在籍していましたが、「英語を学ぶ意味」や「英語は教科か」ということを当時から考えていました。よく大学の後輩に「どうやったら英語を話せるようになりますか」と聞かれますが、まずは英語を話したい理由を明確に持つべきだと思います。その理由がないと何事も続かないし、練習のための練習になってしまう。(「続ける技術」に関しては、まんがで身につく 続ける技術 石田淳(行動科学マネジメント研究所所長) - J-Books Cafeを読んでみてください)

 

「何のために英語を勉強するのか」、そこが一番重要なんだと思います。

 

また、あくまでも「英語はツール」であって、そのツールを使って何ができるのか、何がしたいのか、そこに焦点を当てて英語に向き合うことが最低限必要なんじゃないでしょうか。

 

「英語を話せるようになるために英語を勉強する、海外留学をする」のではなくて、「自分の売りになるスキルを世界で発揮するために英語と向き合うこと」が重要なんだと信じています。(アメリカに実際に暮らしてみて、「ここでは英語は話せて当たり前。英語を使って何ができるの?」と考えることが必要だと再認識しました)

 

 

③社会に出てから本当に意味を持つのは、インターネットにも紙の本にも書いていない、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。

 

①の内容とも関連していますが、やはり自分で物事を考えて何か行動することがこの資本主義社会を生き抜いていくための「武器」になるのではないかと感じました。

 

今回読んだ本のタイトル「僕は君たちに武器を配りたい」とありますが、著者は「武器を配りたい」のではなく、自分自身で武器を作るためのヒントを与えたかったのではないかと思いました。この時代を生き抜いていくために必要な武器は自分自身で作るしかない、そう感じました。

 

いかがでしたか。他にも投資家としての考え方や社会の仕組み、「投機」と「投資」の違いなどまだまだ語りつくせないのですが、気になる方はぜひこの本を手に取ってみてください。 

僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫) [ 瀧本 哲史 ]

価格:550円
(2020/6/2 18:51時点)
感想(6件)

他にも皆さんおススメの本があれば紹介してください~。